2019年8月18日 (日)

マイクアンプ製作会へ向けて

 エビさんのマイクアンプ基板を使った製作会を行うことになったので、その準備を兼ねて抵抗値の見直しを行うことにしました。
 まずはマイクカプセルの準備から。
_20190818_20190818231401 _20190818  以前にも書いたような気がしますが、WM-61Aもどきを写真のようにカッターでカットします。老眼だと結構切る位置がずれて壊しちゃったりしますが、まぁ安いので.......。とりあえず、サクっと10個くらい作りました。
 改造としては(ケースをドレインに結合する)2端子とグランドを別にする3端子がありますが、どちらが良いのかわかりません。ただ、2端子の方が作成後いろいろいじっていても壊しにくい(銅箔を剥がしにくい)のでそちらにしています(オリジナルのWM-61Aはグランドがすぐに剥がれて往生しました)。
 
 で手持ちの抵抗を使った場合、マイク内部のFETが Idss = 0.39 mA のもので各部の電圧は図のようになります。
_20190818_s  マイク内部のFETにかかる電圧( 6.8 V )とゲート接地のFETの電圧( 4.9 V )配分が良くないですね。2SK879YのIdssは 1.2~3.0 mA で 0.39 mA の Id だと Vgs が 0.6~1.5 V くらいになり、これが原因です。
 なるべくソース抵抗を大きくするために、マイク内部 FET の Idss に合わせてソース抵抗を調整することを考えていましたが、ソース抵抗を変えずにマイク内部の FET にかかる電圧が適正になるようにゲート接地の電位を調整する( R8, R9 を調整する)方が良いような気がしてきました。 47 k を 43 k にすると 0.6 V くらい、39 k にすると 1.3 V くらい調整できます。

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2019年8月16日 (金)

ファンタム電源供給回路の調整

Xl6009_0  ファンタム電源供給回路は2種類作っていて、1個はFETバッファで送り出し、もう1個は単なるCカップルです。
 いずれも 48 V は XL6009 の中華昇圧回路を使っています。元は 35 V まで、ですがショットキーバリアダイオードの 40 V 品を代えて 48 V を作っていXl6009_1 ます( 60 V 品に交換、又は 40 V 品2個の直列接続)。但し、昇圧比を決める抵抗はそこまで考慮していないので、48 V まで上げられるかどうかは運次第 です。
  出力電圧は 1.3 k の抵抗と 50 k のボリュームの比で基準電圧( 1.25 V )から出力が決まり、最大値は以下で決まります。
 
    1.25 (V) × ( 50k + 1.3k )/1.3k = 49.3 (V)
 
 ですが、抵抗値のばらつき(?)でそこまで出ないものがあります。
Xl6009_3  Cカップルの方は 46 V くらいまでしか出せていませんでした。
  ボリュームか 1.3 k の抵抗を代えればいいのですが、50 k のボリュームを変更するのは 100 k では大きいし、1.3 k を変更するのは狭い場所の小さいチップ抵抗を交換するのは面倒いし、と悩んでいました。
Xl6009_2 Xl6009_4  で、思いついたのは 50 k のボリュームへの配線をぶった切って間に適当な抵抗を入れる事。手元に 7.5 k のチップ抵抗があったのでそれを付けたら無事 48 V が出まし た。めでたい。

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マイクアンプの回路定数

   WM-61A(もどき)のばらつきを調べています。感度は 6-7dB のばらつきがありそうです。内部の FET の Idss は 5 V くらいの電圧がかかったときに  0.4 mA 弱から 0.5 mA までばらついていますが、0.40 - 0.45 mA が多いようです。

 Mic__2 各所の電圧は大体図のようになっています。

 回路の以下の考え方で作っています。
 
 (1) ソースフォロアに改造しているけれど、ソース抵抗 R1 をなるべく大きくしたい(電流変化が小さくなるので歪率で有利、かな)。
 (2) そのためにマイク部にかかる電圧をなるべく高くしたい(ですからファンタム電源は 48 V が必須です)。
 (3) マイクのドレイン側からも出力を取りたい。
    ⇒ 次段の差動アンプに差動信号を入れたい。
    ⇒ マイクを2端子にしているので、ドレイン側をゲート接地で受ける(こうしないと信号が出ない)。
    ⇒ 6 dB ゲインを稼ぎたい(結果としてそうなるだけですが...)。
 (4) 次段の差動アンプにはなるべく大きな電圧をかけない(ゲート電流を気にしています)。
 
  3_mic 以上の考えから、ファンタム電源は 48 V 必須の回路構成になり、ファンタム電源供給回路を選ぶかもしれません。
 図にあるように、ファンタム電源は 6.8 k を通して供給されることを前提にしています。
 
 マイク部には 30 V 近い電圧がかかりますから、マイクカプセルの FET に高い電圧がかからないように( 4~7 V くらいにしたい)、Idss によってソース抵抗を変える必要がありそうです(マイク部にかかる電圧を下げる、という選択肢もあります)。
 
 以上、マイク改造を2端子とした時の回路ですが、3端子にすると少し簡易化出来ます。
 この場合、よりソース抵抗の調整が微妙になりますが、部品を減らせます(ゲート接地の FET、ゲート接地のゲート電位を作る抵抗2個とコンデンサ1個)。
 作り出したころは3端子にすることでかなりカプセルを壊したので2端子にしていましたが、慣れてきたのでどちらも作れそうです....が、さてどちらが良いのやら。

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2019年8月14日 (水)

スコット・ロスのバッハ鍵盤作品集

Scott パルティータとゴールドベルクは持っているので迷ったけれど、プレリュード、フーガとアレグロ(これ、結構好きです)、WTCが入っているので、買ってしまいました。未だパラパラとしか聴いていません。
 既に持っているパルティータは4番がCD2枚に分割されていますが、こちらは順序を変えて3曲ずつになっていますし、ゴールドベルクはスタジオとライブの両方が入っています。
 プレリュード、フーガとアレグロBWV998は、オリジナルのタイトルが「リュート又はチェンバロのためのプレリュード」と書いてあってどちらで弾いても良いんですが、ロス小父さん、プレリュード速すぎます。フーガは普通のスピードですが、ライブ録音でホールの音が多く入っているため、和音が濁っていて残念です。
 ゴールドベルクはアリアの出だしのスタッカートで弾かれるのがあまり好きではないのですが、ライブ録音も同じ弾き方でした。
 WTCは1集の最初しかまだ聴いていませんが、凄い。これだけでも買って良かったかな。
 
51zjvgajmtl__sx355_  プレリュード、フーガとアレグロはリュート版も、ということで、ジョン・ウイリアムズのとユングへーゲルのを買ってしまいました。佐藤豊彦(シャコンヌの演奏が好きだったので)のがあればそれが欲しかったけれど、佐藤豊彦のCDは殆ど絶版になっているし、もともとバッハの作品を全部録音していないようです(BWV995とBWV1000は録音されているようです)。
 ユングへーゲルの方は、残響が多めですが、そのわりに爪(?)が当たる音が結構聞こえて一寸煩わしいです。演奏も少し引っかかるような弾き方で、好みが分かれるかな。
51jvrotggl__sx355_  ジョン・ウイリアムズの方がクリアに録れていて、演奏も好みです。アレグロの後半のリピートが省略されているのが残念。出来ればシャコンヌも入れて欲しかったなぁ。オリジナルじゃないからなんでしょうが、2枚で90分位だからスペースは十分あるからサービスしてくれても....。 

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2019年7月13日 (土)

ノッポマイク

 目立たないマイク、しかも高い位置で録りたい、ということで 1.5 m の竿マイクを作りました。
1_5mmic_01  長さは、車で運ぶときに長すぎると積みにくい、電車で運ぶときに何とか運べる長さでなるべく長く、ということでこの長さにしました。
 長くするだけならもっと長くできるのですが......運べない。
 外径 4 mm 長さ 1 m のパイプの先端にWM-61Aモドキを付け、根っこは外径 6 mm、内径 4 mm 長さ 50 cm のパイプをつなぎ、キャノンコネクタの中にEbi_mic_Ampを仕込みます。中のケーブルはLANケーブルをばらして引っこ抜いたツイストペア線(単線)を使っています。
 これで、低いスタンドに付ければ目立たないし、2 m くらいの高さにマイクを設置出来ます。
 問題は、強度が無いので少しフラフラすることですね。

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2019年6月10日 (月)

ヴァイオリン教室の慰問演奏会の録音

 娘が通っていたヴァイオリン教室の慰問演奏会がある、というので録音させていただきました。近くの介護付きシニア向けマンションの食堂のホール。何故かグランドピアノがあります。
 慰問ということで、小学生メインの演奏ですが、一応音大講師も演奏します。

20190608__1  場所が制限されるのでマイクの設置位置が難しいです。で、自立スタンドマイク(高さ約1m)と、一寸離れた柱の陰にスタンドを立てました。

 やはり、ヴァイオリニストは動いてダメですね。マイクが近すぎて、ヘッドホンで聞くと右へ左へ動きます(マイクが近すぎるのがいけないのですが)。他の楽器は椅子なので殆ど違和感ありません。
20190608__2
 離れた方のマイクは、音を気にしないカメラ爺がマイクにぶつかってくれるわシャッター音を気にしないわ、でダメです。その前に、やはり一寸遠いと何となくボケてダメですね(好みかもしれませんが)。

20190608__3  マイク間隔を狭くすると、演奏者の邪魔になるし、広げると今回の問題が出るし、遠くしようとすると客席の中に入らないといけないし、う~~~む、どうすべぇ。

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気になるCD

20190610_bach_cd  ネットを見ていたら、TELDECのバッハ全集が1万5千円くらいで出ていた。カンタータだけのセットでももっと高かったような......。
 Hensslerの全集172枚も全部聴いていないのに(カンタータは2回聴きました)、さらに153枚は流石に逡巡します。でも、アーノンクール、レオンハルトのカンタータは触手が動くなぁ。Messe in h-mollはどっちが入っているんだろう。レオンハルトだったら買っちゃおうかしら.....。

51izr0ohanl__sy355_  無伴奏の方は、安かったのでバラティを買いました。結構好きな演奏です。当たり。
 
 ちなみに左の写真は、私のシャコンヌボックス。ほぼ我が家のすべての無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータのCDが入っています。
LPレコードがあと数枚あるCacconne_box けれど....(ハイフェッツおじさんのカーネギーホールでのリサイタルの生録のLPレコードがありますが、CDになっているかな?いずれCDに落とそうと思っています)。

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2019年6月 8日 (土)

ヴァイオリン用マイク

_01  昔、ヴァイオリニストからヴァイオリン用のマイクが欲しいと言われていたのを思い出して、試しに作ってみました。
 元々、電池を使ったものを妄想してはいたのですが、なんといっても今では Ebi Mic Amp. があります。これならもっと簡単にできるかな、ということでバラック試作を試みました。

 いつもの通りWM-61A(もどき)改を2芯シールド線でキャノンコネクタ内の Ebi Mic Amp. に繋ぎます。ケーブル長は約 1 m。
_03 ヴァイオリンへの固定は、よくある事務用品のクリップを使い、曲げやすいハリガネの先にマイクを付けます。クリップは傷を付けないように熱収縮チューブで保護します。マイクは風除けと保護のためにハリガネデ作った籠にダイソーの手袋の指の部分を付けます。

 たまたま、近くで慰問演奏会があってそこに参加する、というので持参しました。 さくっと取り付けて弾いてくれましたが、特に問題なさそうです(写真撮るの忘れました)。
_02
 DR-100mk3につないで録音してみました。耳元の音は相当高音がきついです。

 もう少しちゃんと作ってみることにします。

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2019年5月27日 (月)

ジャズの録音

Dscn4845_jazzfirst Dscn4843_mic  いつも録音させていただいているグループのジャズのユニットからの依頼を受けて、録音してきました。96 kHz/24bit。
 場所は横浜の京急日ノ出町駅から徒歩5分の Jazz First。ピアノ(/チェロ持ち替え)、ドラムス、エレキベース、サックス/バスクラリネットです。恐るべきパーカッションがあるのでクリップが心配です。
 リハーサルでレベル調整しましたが、いやぁ難しいです。DR-100 と DR-100 mk3 の差が出ました。入力レベルの調整(アッテネータ)範囲が DR-100 の方が広いようです(減衰量が大きくできる)。DR-100 mk3 はクリップを避けられなかったけれど、DR-100 はかろうじてセーフでした。まぁ、マイクのゲインが高すぎるのかもしれませんが。
 会場はウナギの寝床風で、幸い天井に照明用のレールがあるので、そこにマイクを吊り下げることにしました。EbiAmp マイクと以前作った 3.5mm フォーンプラグでマイクアンプに繋ぐタイプですが、どちらに繋いでも DR-100 mk3 の方はクリップするけれど(ゲインミニマムで)、DR-100 の方はクリップせずにImg_2107_play録音できました。
 でも、ダイナミックレンジが広すぎてドラムは圧縮かけないとダメでしょうね。

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2019年5月16日 (木)

コンサートのハシゴ(2019年5月12日)

 スケジュールを間違えて、1日に二つのコンサートを聴きに行くことになってしまいました。
Blog001  一つは、大昔に録音させていただいた中山良夫さん(ヴィオラ、代々木上原)の弦楽合奏、もう一つは娘が通っていた合唱団/ヴァイオリン教室の団員だったヴァイオリニストから紹介されたバッハのカンタータ(神田カトリック教会)。
 前者が2時開演、後者が5時開演なので、無駄時間が無ければぎりぎり間に合うかな、というバクチを打つことにしました。
Blog002 Blog003  
 前者のコンサート、モーツアルトの弦楽五重奏、ドホナーニの六重奏、最後はメンデルスゾーンの八重奏。最後の曲は作曲家16歳の作品。これが圧巻でした。メンデルスゾーンのチェロソナタ2番も凄かったけれど、やはり、演奏が凄いんでしょうね。
 残念なのは、恐らくCDを買ってきても同じ感動は覚えられないだろうということ。いつもそうですが、生演奏で良い曲、と思っても、CDを買うとがっかりしてしまいます。それだけ、生のインパクトが凄く、その演奏を録音で残すことが録音の意味だと思っています。
_1 _2 で、このコンサートでは、ど真ん中にどこかで見たようなマイクが鎮座ましましておられました(写真は演奏者がいない所なら撮影可、ということで撮らせていただきました。教会も同じです)。う~~~ん、なんだかなぁ。
 
 4時10分ころに飛び出して、次へ。秋葉原に着いたら、なんと神田明神祭の真っただ中。教会まで秋葉原駅から7分、と書いてあるけれど、場所が分からない!お祭りの人に教会の場所を聞くのもなぁ.....と思いつつ聞いたら、そっけなく「知りません」と返ってきました(^_^;A)。
_1_1 _2_1  何とかたどり着きましたが、10分ほど遅刻。
 紹介してくれたI君いわく、素人なので満足できるかわかりませんが、と言っていましたが、なかなか立派な演奏でした。席もほぼ満席。受難のコラールも入っていましたが、....良いです。
 この楽団、カンタータ全曲演奏を目指していて、後数年で終わるようですが、残っているのが楽器の手配が難しい曲ばかりなのだそうです。私の好きな1番、4番は前世紀に演奏済。でも今日の演目の10番は初期に演奏したものなので、是非再演してほしいなぁ。
_3 こちらのマイクは場所が無い所為か、バウンダリーマイクがステージの直前に。場所としてはあまり良くないと思われます。
 後ろの壁にはパイプオルガンが... .これ聴いてみた~~い。
 

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