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2017年3月 1日 (水)

弦が切れた

 チェンバロの練習は、仕事から帰って夜中にするので、大きな音が出ないように蓋を開けずに(鍵盤の上もふさいだまま)練習しています。
 先日、真ん中から1オクターブ上のレ(d2)の音が出なくなったので、またプレクトラム(爪)が折れたか、と蓋を開けてみたら、弦が切れていました。
 久しぶり。
 しばらくは、もう1列の切れていない方のストップを使っていたのですが(※1)、柔らかい音の方で弾きたいので直すことにしました。とは言いながら、代えの弦を持っていないので、とりあえずより高域の弦を流用することにしました。
Img_0002_s どうするかというと、高い音の弦(今回はe3を使用、本当は弦の太さが同じである必要があります)をこちらへまわし、切れた弦を高音に張る、という非常手段です。
 弦がばらけないように緩めてはずし、差し替えます。キンクを作ると一発で切れるので細心の注意が必要。
 弦長が短いので、ちゃんと巻けない(回転数が少ない)のが問題で、ピンが深く入りません。変な力を入れたら切れてしまいました(ToT)。見ればわかるプロとの違い、ですが、応急処置、ということで....。
 .....結局2本(余分に)切ってしまい(計3本)、2本を張り替えることができまImg_0001_sした(写真は、七転八倒の残骸)。
 a = 415 Hz にしているときは一番上の弦に鍵盤は(普通は)振り当てられていないので、まぁいいことにします(※2)。

 今回の断線を機に弦の太さを調べてみました。高音は 0.19 mm、低音は 0.45 - 0.48 mm 位の真鍮です。最低弦は銅線で 0.5 mm 位。
 弦を調達しなければ、ということでネットで探したところ国内には適当なところが見つからず(ないことはないが1本あたり1,000円位と高い)、イギリスから入手しようかと考えています(こちらは 50 m 巻き 2,000円位)。価格の問い合わせメールを日曜日に出したら、火曜日に返事が来ていました。トータル500 m、送料込みで190ポンド一寸。

 ※1: 普通、チェンバロは 8'(ハチフィート)の弦が2列張ってあり、ストップと呼ばれるレバーで切り替えられるようになっています。
   チェンバロの発音機構である、ジャックの位置は通常鍵盤に近い側に2列並んでいて、そのわずかな位置の違いで音色の違いを出していますが、我が家の楽器は製作者の趣味で片方が普通のチェンバロより弦の中ほどを弾くようになっていて、そちらの方が柔らかいヴァージナルのような音が出せるようになっています。
   音色の違いが楽しめるのは素晴らしいことでそれがこの楽器のいいところなのです。が、チェンバロの鍵盤はピアノのように複雑な機構を持っておらず、てこの原理の単純な構造なため、ジャックの位置が離れると鍵盤に近い側と遠い側で動く距離が違い、そのため調整が面倒になります。
  ※2: チェンバロには a = 415 Hz と 440 Hz を切り替えるために鍵盤を半音分動かす機構が付いいるものが多く、我が家のもそうなっています。動かした後の隙間には通常スペーサーを挟むのですが、お遊びで鍵盤を作って挟み込んでいますので、415 Hz にした時は上に鍵盤が増えます。

 レッスンの方は、まだ継続中。音の出し方の技術が不足で、速く弾くことは当面無理。
 先日は、1集の16番のフーガをゆっくり弾いたら褒められました。それでも突っ込みすぎ、とそこらじゅうで一呼吸置くように指摘されましたが。
 入る音と抜く音を明確に区別して弾くことと、旋律を目立つように意識すること、小節の区切りを明確にすることを(毎度の事ながら)強調されました。

 これまで、多摩川駅もよりの田園調布まで通っていましたが(片道2時間コース、遠い!)、次回から小田急相模原あたりになりそうです。
 以前は東林間のあたりだったのですが、先生宅が引っ越すため、いつもデュオを組んでいるヴァイオリニスト宅でレッスンを行っていました。ここで、お二方と(たまにご主人を含めて4人で)まったりと音楽談義をしながらお茶をして、やおらレッスンが始まるのでした。
 行きに2時間(ケーキ購入時間を含む)、お茶に30~40分、レッスン70~80分、帰り2時間弱、といった感じです。

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コメント

 楽器によって消耗品は自分で用意するのですね、クラリネット、オーボエはリードとタンポ(穴の押さえ)の準備が大変ですが、フルート、金管楽器はマウスピースが減る事が無く良いですね。
 チェンバロは弦以外に何が消耗品ですか?

投稿: grigri | 2017年3月 1日 (水) 18時11分

 消耗品はプレクトラム(爪)です。かなりの頻度で折れます。昔は鳥の羽根の軸を使っていましたが(今もありますけれど)、樹脂(デルリン)です。
 これもネットで探して確保してあります。0.5 mm 厚さの幅 2 mm位を切りだして、成形します。音色にかかわるので、難しいですが、できないことはない。25 cm角の板を2枚持っているので、多分寿命まで持つでしょう。

投稿: hengrimo | 2017年3月 1日 (水) 21時37分

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